竹田昭彦日誌(#25)5月30日(水)
〈 夏休・福島っ子 和歌山に! 〉
 行進のない日です。
 和歌山の教育関係者たちは、夏休みに福島の子どもたちを招き、放射能のないところで、のびのびと生活してもらおうと計画しています。
 計画は、和歌山県教育互助会、和歌山県教育厚生会、和歌山県教職員組合、和歌山県高等学校教職員組合などで、「福島っ子、和歌山のびのび体験」実行委員会をつくり(3月16日)、進めています。
 私は、昨年「北海道→東京コース」を行進したとき、福島の二本松市で、放射線量値が高い(15_シーベルト/年)ため、行進を中止し、集会に切り換えたました。集会で、お母さんたちから強く出た意見は、「夏休みに、子どもを放射能の無いところへ集団疎開をさせたい」と言うことでした。学校では、校庭が使えない、プールもダメ、家庭でも外遊びができない。土・日は、家の中で靴を履いて騒ぎまわり、叱ることもできない。夏休みが大変だ、家の中に閉じ込めて置くことばかりできない。せめて夏休みに、放射能の無いところで遊ばせたい。戦時中の疎開のような、切実な願いでした。
 このことを、和歌山の行進で話しています。そして、和歌山に原発を造らせなかった賢明さに、敬意を表しています。
 「福島っ子、和歌山のびのび体験」は、7月下旬から1週間、小学生40人ほどを招き、和歌山の自然を生かした体験(例、備長炭で風鈴作り)、和歌山っ子との交流など、盛りたくさんです。この計画は、10年先くらいまで見通しています。
 「福島っ子」に、喜んでもらえると思います。原発を造らせなかった、和歌山県民の心意気を感じます。
那賀地区行進の宣伝カーに貼ったマグネットシート
 上の写真は、27日に岩出市と紀の川市を行進したとき、那賀地区の宣伝カーに貼ってあったマグネットシートです。
 宣伝カーの屋根に看板を取り付ける代わりに、簡単な方法を考案したようです。サイズはB4判です(写真はデジカメ撮影で上部が変形)。
 作り方は、B4判の用紙に文字を印刷してラミネート加工、裏面にマグネットシートを接着剤で貼り付け、固定化します。
 なお、裏面に貼ったマグネチックシートは、B4判の1枚物ではなく、4枚に分かれてありました。B4判の1枚物がなかったのか、B4判が高価だったのか、4枚に分けた方が使いやすいのか、聞き忘れました。
 5、6年前、平和行進中央実行委員会で、「平和行進」の4文字を、1字ずつマグネットシートで作る提案をしたことがありました。見積をとったところ、当時は値段が高いので止めました。文字のラミネートと組み合わせた方法なら、特注しなくても、個人的に安価で作れそうです。
 各地の行進で、宣伝カーや行進隊列の後ろにならぶ救護車などに、「平和行進」の文字のないことが多々あります。
 隊列の後ろに渋滞する一般車や、行き交う車、通行人などに、何をアピールする行進なのか分かりにくいです。
 車に、看板やポスターを剥がれないように付けるのは大変ですが、マグネットシートなら、磁石なので、車の側面や前後にワンタッチで貼れます。参考になるかと思い、紹介しました。