竹田昭彦日誌(#85)7月29日(金)
〈 東京・上野へ 無事終結 〉
 今日は、足立区の行進、新宿区の区役所訪問と行進、文京区、台東区の行進です。
 そして、「北海道→東京」コースの最終日です。 
足立区の出発式での合唱=足立区・竹ノ塚第5公園
 朝9時、足立区の竹ノ塚第5公園で出発式が開かれ、はじめに、足立区の太鼓サークル「こまくさ」の「ぶちあわせ太鼓」演奏と、合唱団の指導による歌声がありました。その後、10時のスタートまで、主催者や私の挨拶、各団体代表者のリレートークがありました。朝のスタート前に、1時間の長い集会は珍しいです。
 足立区の行進は、27日に千葉県の市川市から東京都の江戸川区へ引き継がれた「北海道→東京」・太平洋コースです。
 行進は、ピース・コールが行進時間帯の約90%を占め、11時10分に終わり、荒川区へ引き継ぎました。
 ここで、私は新宿区へ電車で移動しました。昨日、新宿で終わったコースが、午後から再開するからです。
新宿区の出発式で区長のメッセージを披露、上のガス灯が「平和の灯」=新宿区役所玄関
 午後2時、新宿区役所玄関につくられた「平和の灯」前で、出発式が開かれ、区長さんと議長さんのメッセージが披露されました。ガス灯の炎が大きく、力づよく感じました。
 新宿区は、戦前63,295戸あった住宅が空襲で90%失われ、残ったのが6,836戸です(新宿区平和マップより)。
 この数字から、新宿区が被害を受けた戦争の悲惨さと、平和への決意が分かります。
 区が発行した「新宿区平和マップ」には、戦跡めぐりの5コースが画かれ、ポイントの写真と説明書きがあります。広島市、長崎市以外の自治体が発行する、これほど立派な平和教育のリーフレットを初めて見ました。
 午後の行進でも、命令調で、語尾が感高いピース・コールが、行進時間帯の約95%を占め。気になりました。
「北海道→東京」の終結集会で挨拶する筆者(左から2人目)=東京都台東区・上野公園
 午後5時前、上野公園の台東区立下町資料館前に、「北海道→東京」コースの山梨県と埼玉県から入ったコースが同時に到着しました。30分ほど遅れて、千葉県から入ったコースが到着し、「北海道→東京」4コースの平和行進と「横断リレー幕」が、無事に終結しました。
 今回の行進は、「大震災の被災者支援」「自然エネルギーへの転換を」掲げ、北海道、青森県、岩手県、宮城県、福島県、茨城県、長野県、山梨県、東京都と、前例のないコースでした。北海道からの通し行進者が1人だったからです。
 私は、被災者の皆さんにお見舞申し上げ、1日も早い復興を願ってきました。そして、失礼な言動のないよう、いっそうの緊張感を持って行進しました。無事に終わり、目的の一端を担うことができたと思っています。
 お世話になった皆さまには、心から感謝いたします。
 今日は、100人前後で13.2q歩きました。