竹田昭彦日誌(#71)7月15日(金)
〈 “身延道” を行く 〉
 今日は、南部町役場訪問、身延山久遠寺訪問と行進、早川町役場訪問、身延町役場訪問と行進です。
 朝7時40分、迎えにこられた車で宿を出発し、1時間半かかって南部町役場へ着きました。山梨県最南端の町で、隣は静岡市です。
 役場の玄関で開かれた歓迎式で、挨拶した町長さんは、静岡県の浜岡原発の心配を話されました。原発から、90qほどだそうです。
日蓮宗総本山身延山久遠寺の吉村明悦執事・布教部長(左)から激励を頂く=身延山久遠寺・総門脇広場
 南部町役場訪問後、身延町へ向かい、国道52号線を宣伝カーで走り、日蓮宗総本山身延山久遠寺境内を通る身延道に入りました。
 身延道にある総門の脇の広場に、久遠寺の吉村明悦執事・布教部長さんが出迎えておられ、歓迎式が開かれました。
 吉村さんは、日蓮宗総本山を代表して行進団の慰労と激励をされました。わかりやすい具体的なお話で、感銘しました。
 私の挨拶では、生いたちから行進参加の決意と、今回の行進が大地震と原発事故の被害地を通った実情を話しました。
 歓迎式後、吉村さんへ名刺を渡しますと、身内に戦没者がおれれること、宮城県出身であるなど話されました。
 私の妻の実家も同県なので、郷里の被災状況や宗門の救援活動など、具体的な話となりました。
身延山久遠寺の総門を通る平和行進
 その後、行進に移り、身延道にある総門を通りました。総門は、一般道として利用され、路線バスも通ります。
 総門の額には「開会関」と書いてありました。意味は、全ての人々が法華経のもとに救われる関門です。
 行進団が総門を通った直ぐに、店の人から募金1000円を頂きました。
 そして、身延町役場訪問後の行進でも、沿道の人から募金1000円を頂きました。あまりないことです。
 地元の方に聞きますと、「心が通じたのでしょう」と話されました。
 今日は、8人で3.1q歩きました。