竹田昭彦日誌(#29)6月06日(日)
“リレー横断幕” 津軽海峡を渡る
 北海道から青森県へ引き継ぐ日です。
 朝7時、函館駅発の電車で、鹿又さんと竹田が津軽海峡を海底トンネルで通り、北海道から本州へ渡りました。
 車窓は暗闇で、何も見えません。着工が決まった北海道新幹線も、80%はトンネルだそうです。 
平和行進引き継ぎ場所に建つモニュメント「大空のうた」=青森市平和公園
 11時20分、青森市郊外の平和公園で、北海道から青森県への引き継ぎ式をしました。
 その場所には、高さ12m余りの平和モニュメント「大空のうた」が建っています。
 正午には鐘も鳴る、平和行進に最適なロケーションです。
行進参加団体のリレー旗が北海道(右)から本州(左)へ渡る
 通し行進のリレー横断幕や各団体の旗が次つぎに紹介され、北海道から本州へと渡ります。津軽海峡を越えた実感が湧いてきました。

「原爆ざくら」並木の交流会で紙芝居「原爆ざくら」を見る=青森市柳町グリーンベルト 

 正午過ぎ、本州の行進がはじまり、250人の隊列で市街地へすすみました。長い列となり、時間をかけて終点の柳町グリーンベルトまで歩きました。そこには「原爆ざくら」が植えてあり、例年よりコースを延長した場所です。
 「原爆ざくら」並木にビニールシートを敷き、昼食・交流会が開かれました。新しい試みです。
 交流会では「原爆ざくら」を植えた物語の紙芝居を見ました。サクラは、開花期間の長い八重桜で、「原爆をつくるより花をつくれ」と訴えています。
 その輪に町内の役員の方も加わり、平和行進の歴史を熱心に聞かれました。
 今日の行進は、参加者250人で3.5km歩きました。