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竹田昭彦日誌(#20)5月30日(金) |
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〈 自衛隊の新基地建設地を視察 〉 |
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トーチカ=南国市・旧高知海軍航空隊跡 |
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今日は、香美(かみ)市、南国市、香南(こうなん)市の役場訪問と香南市の行進です。
役場訪問の合間を利用し、一昨日に続き南国市の「旧高知海軍航空隊」のトーチカと、元隊員有志が建立(1987年)した「高知海軍航空隊之碑」などを見ました。「高知海軍航空隊之碑」の碑文によると、訓練隊員は2千人規模だったようです。碑文には、「20年5月から6月にかけては、練習機の『白菊』が鹿児島県の鹿屋特攻基地から沖縄作戦に参加し、26機52人が敵艦船に体当たりして散華した」(1部分要約)と、書かれています。年齢は17歳から18歳です。今の高校生です。
死を目前に飛び立った若者たちは、本当に「お国のため」と思ったのでしょうか。人間を砲弾にしてしまう軍国主義教育は、本当に恐ろしいです。 |
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江南市の新自衛隊基地建設現場 |
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香南市では、陸上自衛隊の新基地建設現場を見ました。山を削り、くぼ地を埋めた造成工事が、ほぼ終わっていました。300m規模のドーム型射撃訓練場などを造るそうです。自衛隊の基地は、旧軍隊の跡地利用がほとんどですが、新しくつくるのです。地元では、災害時の救援活動に役立つなどとの「宣伝」に乗せられ、大きな反対運動が起きなかったようです。
「米ソ冷戦時代」が終わり、米国が日本を守るという「極東の安全」神話も色あせました。今度は、自衛隊と在日米軍基地が一体となって、アジア、太平洋、アフリカ東海岸を睨んだシフトにし、強化しています。その一環として、太平洋に面した高知県が重視されたのでしょう。宿毛港への原子力空母の入港、岩国基地での艦載機の訓練、四国の山岳を利用した低空飛行訓練強化、等々、連携した青写真が速いテンポで進む気がします。いったん基地化を許せば、増強される以外ありません。軍事化と軍拡は一体です。
役場訪問や、行進のときの集会などでは、私を「馬路マラソンを11回走った人」と紹介されています。馬路マラソンは、走らない人にも知られているようです。おかげさまで、近親間を増してもらっています。趣味が、役立っています。 |
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江南市を平和行進 |
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香南市の平和行進では、参加者が「ここ4、5年で一番多かった」と報告されました。宣伝カーの音声を聞き、自転車で追いかけ、行進に参加した飛び入りの人もありました。私が、沿道から離れて見ていた人にも手を振ると、手を振って応えた方が数人ありました。よい雰囲気だと思いました。参加者が多かったのは、「イージス艦の宿毛港入港や、自衛隊の新基地建設など、平和への危機感が生まれているからだ」と、地元の役員が話していました。
今日の参加者は約30人で、香南市内を3.5q歩きました。自治体訪問では、首長さんや議長さん等からペナントを計6本いただきました。香美市と南国市では、市長さんと議長さんから募金をいただきました。
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