竹田昭彦日誌(#13)5月23日(金)
〈 今年は イギリスから出発した平和行進 〉
連帯旗の贈呈式(右から)CNDケイト・ハドソン議長、日本行進団片山明吉団長 CNDから贈呈された連帯旗 
   今日は行進の予備日です。これまで、徳島の行進は順調に進みしたので、今日は行進がありません。
 そこで、霊場を訪ねることも考えましたが、時間的余裕がなく、又の機会にしました。
今 年は、国民平和行進がはじまってから50周年になります。全国の行進では、イギリスの平和団体(CND=核軍縮運動)から贈られた連帯旗がリレーされています。イギリスの平和行進も50周年です。日英とも、1958年に平和行進がはじまったのです。
 贈られた連帯旗には、グリーナムコモン、オルダーマストン、ヒロシマと書かれています。グリーナムコモンは、イギリス国民がイギリスにあった米軍の核兵器基地を撤去させた場所です。オルダーマストンは、イギリスの核兵器製造工場がある場所です。現在、イギリス国民が撤去運動を続けています。連帯旗の贈呈式は、この3月、現在公園になったグリーナムコモンで行われました。
グリーナムコモン(米軍核弾頭基地跡)を平和行進
 贈呈式に私も参加でき、光栄に思っています。そして、連帯旗を持ってグリーナムコモンからオルダーマストンまで、平和行進(20q)をしました。今年の平和行進はイギリスから出発し、国際連帯の強い行進です。
 昨年、長崎の平和行進に参加した韓国の方と再開する機会がありました。マラソンが取り持つ縁です。今年3月のソウルマラソンで会いました。その方は、ソウル市中区役所の労組の役員です。長崎の行進でもらった虹の旗を持ってきており、再開を喜び合いました。
 四国88ケ所霊場のうち、徳島県にあるのは23です。私が今日まで訪ねたのは、14です。過半数を超えました。
 お遍路さん姿を見たり、その心を考えたりしますと、平和行進の通し行進と似ているように思いました。日常生活から離れた単純行動となり、集中できることです。その積み重ねの結果、目的意識が日々高まってくることです。
 お遍路さんたちは、88ヶ所のうちの半分を過ぎ、60ケ所、70ケ所と進んでゆくと、仏様に近づき、エネルギーをもらった気持ちになってくると思います。
 私の場合は、その町その町の平和行進に加わり、人との出会い、歴史を知り、明日へのエネルギーをもらっています。